映画「天気の子」のネタバレと感想!世界の地形を変えてしまった男女の物語!

天気の子映画

新海誠監督の映画『天気の子』がついに2019年7月19日に公開されました。

大ヒット映画『君の名は。』から3年。ファン待望の新作の内容とは?

今回は映画「天気の子」のネタバレと感想について。

映画「天気の子」のネタバレ

映画「天気の子」は…

東京にやってきた家出少年の主人公・帆高(ほだか)と祈ることで天気を晴れにすることができる「100%の晴れ女」こと、ヒロイン・陽菜(ひな)が自らの生き方を見つけ出す物語。

結末ネタバレ

結末からネタバレしましょう。

3年間、東京に雨が降り続けて、大半が水没。そして高校を卒業して保護観察が終わった帆高が東京で陽菜と再会する…そのシーンで終わり。

そう。『君の名は。』と同じ男女が再会するシーンで終わるのです。

しかし!

問題は、東京に雨が降り続けた原因です。

それは、陽菜の秘密が関係しているのですが・・・。

陽菜の秘密と決断:ネタバレ

陽菜の秘密とは、天気の巫女(たぶんこの漢字?)が人柱になる運命なこと。

人柱(ひとばしら)って何?って思ったので調べてみました。

ひと‐ばしら【人柱】の意味   1 築城・架橋・堤防工事などの完成を祈って、神へ供える生贄 (いけにえ) とするために、人を土中や水底に埋めること。また、その埋められた人。 . 2 ある目的のために犠牲となった人。

https://dictionary.goo.ne.jp/jn/186203/meaning/m0u/

異常気象を止めるには陽菜が犠牲になる必要があるのです!

新海監督が「不安」と口にしていた結末。タレント・加藤浩次に怒られるとも心配していた結末。

つまり、3年間も雨が降り続けたのは陽菜が犠牲にならなかったからなのです・・・。(その理屈を受け入れられない人もいるかもしれませんが、そういうストーリーです。)

『天気の子』の結末は、なんと世界のカタチ(文字通りの地形)を変えてしまう

というトンデモ展開でした!

(なお、東京を水没させるほどお前たちに力はない、という会話もでてくるので、陽菜のせいではないと解釈もできます。が、ちょっと苦しい。)

映画「天気の子」の感想

トンデモ展開だった、と前述したのにもかかわらず、『天気の子』は面白かったです。

それは音楽・映像・声もさすが!なクオリティだったから。

帆高がバイクのうしろに乗っけてもらって陽菜のことを探しに行くシーンは胸アツ!

家出と拳銃所持で警察から追われる帆高もなんだか楽しんでいて、こちらもドキドキ。

さらに賛否呼ぶ結末なのも良い。『君の名は。』のように危機を救う、王道な展開でないのです。

小説版『天気の子』の巻末で、新海さんが「映画は道徳的でなくていいんだ」という趣旨のことを記しているのですが、おそらくこの「警察から逃げる」ことと、「帆高と陽菜がとった決断」を指してるんだろうなと思います。

たしかに賛否が分かれる結末かもしれません。なぜなら、自己犠牲=愛という価値観がけっこう常識なので。

愛する人のために死ぬ美しさって、あります。けれど『天気の子』は真逆!!!

『天気の子』は、世界を犠牲にしても大切な人を愛する・・・ちょっと攻めに出たメッセージがあるように感じます。

思えば、太平洋戦争のとき、日本の勝利のために、家族を守るために犠牲になった若者たちの美徳を思えば、ちょっと信じられない価値観なのですが・・・。

筆者個人的には、現代的な価値観として賛同してしまいました。

それに、劇中で「もともと世界は狂ってるんだから責任を負うな」という趣旨の台詞や「昔は東京の大部分が海だった」という趣旨の老女の言葉も印象的。

くしくも雨の日々が公開前に続き、そして公開前日には京アニに理不尽な放火事件もあった時期。

自然災害もやりきれない犯行も現実にはあるけれど…そして世界の自然は、世界の一部の人は狂っているけれど…大切な人を大切にしよう、大丈夫。そう決断した主人公とともに歩き出したい、と見終わったあとに思える、そんなラストシーンでした。

映画の結末ではいつ雨が終わるのかは触れていませんが、そんな狂った世の中でも生きていこうという、力強いメッセージを感じます。

ただし、こんな結末ヒドイと思うのも自由です。

世界の地形を変えてしまった男女の物語をみなさんはどう感じたのでしょうか。

映画を鑑賞した人それぞれが考えることで物語は完結するのかもしれません。

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